2010/02/26

journal of seattle vol.4

23rd tue
起きたときには降ってなかった雨が、その後すぐに降り出す。午前中のすべてを猫の如くダラダラする。リュータのアートワークがバイト先の服屋さんの2階で展覧中とのことで、見に行く。ホントはステファンと行くつもりが、ちょっと大変なトラブルが発覚したのでキャンセル。僕もかなり疲れてたのでそれをきいた時はこのまま今日は夜まで昼寝すべきかと思うが、結局一人で出かける。やっぱ観たかったし。バスの運転手さんに教えてもらいつつバスを乗り継ぎ到着。店の子に頼んで2階に上がらせてもらう。リュータの作品はとんでもなかった。想像以上のクオリティ。あぁ、観に来てよかった。僕が来る前の土曜日に開かれたオープニングパーティはとても楽しかったそうで、その場におれなかったことが残念。張ってあったアーティスト・ステイトメントはなんだか意味不明で、最初は『僕の英語力では理解できないなー』と思うが、『いや待てよ、これはあんまり意味を成してないヘンテコな文章じゃね?』と思い直す。作品の写真載せたいけど、たぶん著作権の問題とかあるかもしれないのでやめとく。変わりに名前カードにあったURLを。ryuuta's gallery 本人曰く、『今回のショーが決まってから慌てて作ったからモーストクラッピーなページ』だとか。そんなことありませぬわよ、リュータ殿。ちなみにステイトメントについてはステフと話した後に、やはり makes no sense だと知る。というかそのカオスがリュータだということだ。いやはや素晴らしい。

満足して店を去り、その付近にある知ってたけど行ったことなかったお店に行き少し買い物。ケルシーがピックアップしてくれ、そのままショアラインのメキシカンまで。昨日のリベンジ。ケビンも加わりメキシカンディナー。雨が強くなる中ハイウェイで帰宅、ステファンの到着を待ち、キャピタルヒルへ向かう。

9時以降は入場のチャージが取られるから、それまでに間に合うようにと必死に走るが、目的の建物が視界に入った瞬間、リュータからテキスト;『火曜日はチャージなし』だってさ。ばんざーい。すでにめっちゃ走った後やけどー。しかもギャレットとリュータと合流してから、ゲイクラブではなくて他のバーに行くことに。もちろんゲイクラブ初体験でナイーブやった the most beautiful creature i've ever met は一安心。行ってたら間違いなくアホほど声をかけられただろうな。結局バーを2件ほど回り、4人でたくさんの話をし、改めてお互いを認め合い、たくさん笑い、たくさん飲む。途中でその他の友人・知人にも会い、本当にご機嫌に酔っ払う。最後の夜くらいはケルシー宅に帰るつもりが、結局別の場所でクラッシュ。そうして最後の夜が終わる。写真は飲んだ後に腹が減った人たちのために寄ったピタピットにて。この夜は楽しすぎて写真を撮るのを忘れてた。もっと取ればよかったと後悔する。


24th wed
無理やり起床。たくさんのハグとキスの後、半べそかきながらベルタウンへ帰る。出勤前のケルシーとしばらく話し、彼が去った後にシャワーを浴び帰り支度を整える。ケビンが空港まで送ってくれ、荷物検査の列に並んでる最中に何通かお礼のメールを送信し、カルロと電話で話す。帰りの飛行機は空いてて、2人分を1人で使えたのでそれほど疲れず。成田着後、関空行きを待つ時間に疲れる。ほぼ定刻通りの帰国。


i don't have enough words to present how much i appreciate what you gave me; so i just say thank you. you all made my 7 days in seattle so precious. see you soon again. i love you so much.

journal of seattle vol.3

21st sun
9時くらいに起床。ベルタウンのケルシー宅に戻りシャワーを浴びた後、チャイナタウンへ。リュータとギャレットに会いに。リュータのお友達3人(ビリー、イズミ、・・忘れた)が加わり、ランチ。そこでリュータのバイト先のボス(てか店のオーナーか?)に会い、瓶ビール3本とおかず2皿ほど差し入れられる。全員満腹。ウィング・ルーク美術館へ向かう。あるジャパニーズアメリカンのアーティストのコレクション(世界大戦時代のアンチジャパンの広告やらカードやら)とそれにインスパイアされた彼の作品。ものすごく興味深いものではあった。友人曰く『彼がどれだけ影響を受けたかは作品を観ればよくわかるけど、もう少しそこに彼自身のパーソナルな感情を感じたかったな。』。賛成する。余談ですが、大好きな友達の友達を大好きになる法則は早くも破られる。やはり個人の相性の問題か。

彼らと別れダウンタウンに向かい、少し買い物。持ってきてるワードローブがニットばかりで困ってたので1枚ネルシャツを購入。後は頼まれてた物とか。時間が来たのでバス#358に飛び乗りメセント宅へ向かう。引越し先のコンドはリビングがすごく広くて壁の色が素敵。到着した時には一斉に隠れた猫たちは、その後なんと夕食中に出てくる。ハービーは良いとして、ミルーが出てきた!!超シャイガールなミルーは僕が一緒に住んでる頃、どんなお客が来ても絶対に出てこなかったのに。食事中の僕の足に擦り寄り、差し出した手にも擦り寄り、甘噛みまで。僕の匂いや足音を覚えてるのかなーとトニー&リンダもびっくり。彼らが昔ドイツからアメリカに引っ越してきた時に連れてきた猫は、客人が来ればまずは隠れるが、その後ドイツ語の話し声がすると必ず出てきたらしい。その人が始めて来る人でも。だからミルーももしかしたら僕の声や話すトーンを覚えてたかもねー。しかし感動的だったわい。相変わらず肥えてた。でもかわいこちゃん。デイビッドとアレグラも来てくれた。彼らが帰った後も3人で色んなことを話した。もう一度こうして会えて本当に良かった。


22nd mon
起床後、リンダとフレッシュフラワーまで行き朝食。帰りはフィニー、グリーンウッドをまっすぐ歩き、僕が去ってからどれだけ変わったかを見ながら帰る。結構色々変わってた。帰ってからもまだ沢山おしゃべりして、昼頃に去る。泣きそうになったわい。

ケルシー宅に荷物を置き、またダウンタウンへ。カルロとの待ち合わせまでまだ少しあったので、もう少し買い物。待ち合わせ場所に現れたカルロは髪の毛が随分伸びてて、一瞬気づかず。しょっぱなから喋りまくりの僕らはキャピタルヒルまで歩き、そこでフォーランチ。美味し!その後カフェビタでお茶。途切れずにしゃべるしゃべる。カルロと話してる時の自分の英語が一番上手な気がする。でもとにかくたくさんしゃべった!溜まってた分をお互い一気にしゃべった!とても楽しい時間。学校終わったステファンから電話が入り、夕食をメキシカン(ベルタウンのママズ)に決める。カルロの彼女ルミ(シャイガール)も説得して、来させることにする。道すがら、カルロに付き合ってもらってもう少し買い物。欲しかった本を無事に見つける。待ち合わせに来たステフがロンゲのカルロに気が付かず、『ステファンです。よろしく。』って握手求めたり。ちゃんと良く見なさい!しかし待ちに待ったママズなのに、僕の胃はアプセット。。。サラダを食すのみ。あとドスエキス。ルミちゃんのメジャーが美術史なことに驚いたり、カルロとステファンは基本的に合わないなぁとなんとなく感じたり、なかなか面白い夕食。写真を撮るがまったくうまく撮れず。デコボコデコな3人。ぷぷぷー。

journal of seattle vol.2

19th fri
昼近くまで寝る。シリアルとバナナを食べ、出かける。今日も快晴。向かうはアレキサンダー・カルダー展@SAM。来る前に全然チェックしてなかった僕は、TAKOYAKI☆NIGHTにて友人から知るが、ステファンが『一緒に行こうと思ってマキが来るのを待ってた。』と。なんてスイートな奴。展覧会は最高に良かった。動くモビールが造り出す流動的な空間は僕らの生活の中にある普遍的なエナジーの流れ。そしてそれらが造る影もまたそれ自体の空間と奥行きを持っている。1つが造る2つの世界。2つが造る1つの世界。そしてアーティストのユーモア!! i loved it so much. 常設が結構入れ替わってて他も楽しめた。ロスコにも再会。新しく飾られてたリキテンシュタインが良かった。

寄り道しながら帰宅、小一時間程の昼寝、ステフはバイトへ、僕はケビンの迎えにて移動。ウォーリングフォードの日本料理屋へ。ハッピーアワーで2杯ほど飲み、その後仕事を終えたケルシー宅へ。荷物を置き、3人でバーキンドッグ。すでに2杯飲んでたから、ここでは1杯だけ。ケルシー宅に戻るとすぐにアンドリュー参戦。ビールを飲みながら遅くまで話す。アンドリューの奥さんにも会いたかったが、体調が優れないとのことで叶わず。残念。滞在中はケルシー宅にスーツケースを置きっぱなしにして、動くこととする。


20th sat


午前中ケルシーの用事に少し付き合った後に向かった、キャピタルヒルのストンプタウンにて悲劇。夢にまで見たストンプタウンのラテ、バリスタの女の子がどうやら僕に作ったのは完全な失敗作。カナチイかった。気を取り直し、その後ディスカバリーパークへ向かう。僕らの感覚では公園と呼ぶには広すぎる場所。3、4キロほどのアップダウン、泥道、砂利道、砂浜を歩く。ヘットヘト。天気いいから汗までかく始末。でも美しい景色とフレッシュエアーとグッドエクササイズ。ちなみに翌日は軽く筋肉痛。タイランチの後はガスワークスパーク。公園ばっかりやな。実は今回初体験。やっと来れたー!週末やし快晴やしで、賑わってた。凧を飛ばす人、ピクニックする人、散歩する人、写真撮る人。

トラビスとの約束の時間まではまだ少しあるので、フラミンゴテラスへ向かい、ステフとショーンとチルアウト。余裕こいて出たつもりがバスがかなり遅れ、結局次の約束場所であるシックスアームスには遅刻。トラビスの友達ショーンのささやかなお誕生日会に参加させてもらう。その他3人(リッチー、クリスティーナ、あと名前なんだっけ?)加わり6人にて楽しい時間。この人たちが本当に楽しくてビューティフルな人たちで、心から楽しむ。大好きな人の友達はやっぱり大好きになるようにできてんだなぁとか言ってー。この後まだ次の約束に向かおうとする僕を『どんだけ忙しいねん!』とからかいながらも乗せてってくれる。『今回は7泊。次回は8泊でおいで、僕らとまた遊ぶために!』って。なんでそんな素敵なことをサラリと言っちゃうかなー。
なにげに megane☆night

journal of seattle vol.1

visited seattle from 17th to 24 February 2010. unexpectedly-good weather, but only the final day i got wet. did i bring the sun to seattle? or she welcomed me with the sun and showed the sadness about my leaving by rain?

 


17th wed
カズミとマークが空港までお迎え。少し昼寝した後、市内へ。フリーモントでトロール観たり、バラッドでチッテンデンロックスみたりして遊び、ウォーリングフォードのT-mobileで携帯電話のシムカードを早々に入手する。本当に便利で簡単。友人に電話し明日からの予定をなんとなく立て始める。夕方からエベレットまでランディーとショーンに会いに行く。オヤジたちとの楽しい夕べを過ごす。


18th thu
お酒やら疲れやらジェットラグやらで胃が完全にアプセット。3人でボーイングのフライトミュージアム。想像以上に面白くて、けっこうはしゃぐ。マークのガイドのおかげでちょっと飛行機のことを好きになりそうになる。コンコルドみたいに超速い飛行機がいつか安全で安価に常用されるようになればいいな。そしたらシアトルにだってもっと簡単に来れるのに。



市内へ向かい3人で昼食を取り、ローワークイーンアンのステファン宅まで送ってもらう。ステファンとの再会。荷物を部屋に置き、コートを投げ捨てて出かける。この辺で持ってきたワードローブが完全に間違いだったことを悟る。僕のダウンコートと分厚いニット帽にステフ大笑い。ダウンタウンでバスを降りてチャイナタウンのリュータ職場まで歩く。途中で図書館に寄り道。本当に天気が良くて、僕らはご機嫌で、色んなことを一気にしゃべりまくる。チャイナタウンに着くころには互いの近況をかなり把握。仕事上がりのリュータも加わり、ウワジマヤでTAKOYAKI材料を購入。アップタウンコーヒーでラテを飲み、帰宅。3人でTAKOYAKIの仕込みを始める。ボチボチと友人たち(フン、マーク、マナブ、ジャスティン、ポール)が集まり、TAKOYAKI☆NIGHTがスタート。楽しい夜になったということは、言うまでもなし。

2010/02/16

flying to Seattle

明日17日から7泊でシアトルに行って来ます。25日夜に帰宅予定。久しぶりの一人飛行機。嫌だなー。飛行機嫌いだなー。本を3冊ほど手荷物に入れて挑みます。パッキングも無事に済み、後はゆっくりとロンゲ君との夜を過ごします。久しぶりのハナレバナレだからね。ノートラブルで楽しんでこれたらいいな。友人たちとの再会、美味しいコーヒー、美味しいビール、沢山のアート、ウエットな街。楽しみだな。では帰ってくるまで、しばしサ・ヨ・ナ・ラ!

2010/02/15

it's over

やっとこさバレンタイン短期バイトが終わりました。16日間の勤務、最後は鬼の6連勤。疲れきったのです。バレンタイン当日は幾分落ち着いてはいたけれど、それでも駆け込みで買いに来る人は少なくなかったわ。あと、カップルで来る人も14日は多かった。

終了後、お店側から「お疲れ様」といくつかチョコやクッキーを頂き、自宅用にも1つ購入した。ロンゲ君はバイトの女子に1つ頂いて帰宅。夕食後しばしお菓子タイム。その後ソファで眠りこけてしまうが、最後の力を振り絞ってお風呂に入り、就寝。

一夜明けた今日は雨だ。午前中はグズグズしたり、メールチェックしたりのうちに過ぎてしまった。音楽とコーヒーを用意して、午後からはパッキングを開始しよう。

2010/02/08

passion pit night

they made us smile and dance so crazy.

先週の木曜日は待ちに待ったパッションピットのライブ。クアトロに行くのは初めてで、フロアには段差があったので後ろからでも結構見えた。彼らの手元は見えずとも、上半身は見えるくらいで。まあ、そんなことよりも、兎にも角にも楽しいライブでした。最初っからアガりまくりで、とってもピースフルに全体が興奮してた。生で聞く彼らはもっとザクザクした音で、ボーカルの声ももっと生きてる感じで良かった。温かみがあった。初日本の一発目のライブにも関わらず沢山の人が来て一緒に歌ってくれることに、メンバーは感謝してるって言ってた。びっくりしてるって。僕もこんなにファンおるんや!って思った。ライブ中も隣にいたカップルが「これは楽しいなぁ!」と興奮して言ってるのが聞こえたり、終了後にあちこちから賛辞が聞こえてきてた。僕ももちろん大興奮で、血管が切れるもしくは鼻血が出るのではと思うくらいだった。すんごい踊ったわい。最初から最後まで飽きもせずにこんなに踊り続けるライブなんて初めてでした。ロンゲ君もとても楽しんだようで。帰りに寄った居酒屋で僕らは何度も「いやー、しかし良かったなぁー」と繰り返してた。夏のフェスに戻って来ないかなー。また絶対見たい。

passion pit  -  The Reeling



決してノリだけではなくて、本当にイイんだってば!

enthusiastic valentine

some spend quite a long time to pick up one little chocolate gift; others spend tens of thousands of yen for a bag-full of chocolate in a flash.

バレンタインチョコの売り子バイト、3分の2の日程が過ぎました。残り6日。連勤。つらいなー。想像以上に忙しくて、笑けてきたりムカついてきたり。元々そこで働いてるスタッフがまたメンドクサイ感じな人が多くて、最初は辟易しました。今もしてます。店の形と販売方法が見合ってなくて、とても効率の悪い売り場な気がするなー。年に一回のことだから仕方がないのかしらん。ストレスフリーな生活をしばらく送っている僕にはなかなか刺激的な2週間です。他のバイトちゃんたちは平成生まれがほとんどで、何かのきっかけに僕の年齢を知り、たまげてました。可愛いお嬢さんたちです。

色んなコトやモノが過剰だと感じる機会が多い昨今ですが、今回のチョコ売りにしてもそう感じることが多いです。数万円分のチョコを買うお客さん。バレンタインをお中元・お歳暮と同じ感覚で捕らえているような人が沢山いるようです。店側の過剰サービスも然り。でもそのおかげで僕はお小遣いを手っ取り早く稼ぐことが出来ています。

立ちっぱなしの一日が終わるころには、もうヘトヘトです。晩御飯を簡単に済ませてサッサとお風呂に入って眠るだけ。今日は休みだけど、明日からのラストスパートに向けて夕飯を作り置きしておかなければ。

売り場の喧騒から離れて休憩を取っている時には本を読んでます。谷川俊太郎氏のエッセイなんだが、こないだは周りに人がいるにも関わらず泣いてしまいそうになったわい。僕よりも50歳年上の人間が書くエッセイ。忙しさと疲れでトゲトゲしている僕をなだめてくれます。

あ、そうそう。土曜日に来てくれたMayu嬢とジュンさん、ありがとう!人だかりの中でジュンさんの笑い声が「ニャハハハハー!」と響いたね!